【結論】正解を探さず、目的に向かってただ行動する。
【課題】問題に対して自分で考えるのを放棄し、正解を人に聞きたがってしまう
最近上司に、「進め方が合っているか確認したい。」と相談しました。すると、上司から「君はすぐに正解を求めたがるよね。だけどね、正解なんてないよ。」と言われてしまいました。振り返って考えてみると、確かに自分は上司が正解を教えてくれることを期待していたと思いました。
では、なぜ正解を求めてしまうのか?これを考えたいと思います。
【要因】唯一無二の正解が存在しており、誰かから与えられるものだと考えているから
自分は、小学校〜大学まで成績はずっと上位にいました。なので、自分のことをどちらかと言えば頭のいい方だと思っていました。ただ、本当の意味で頭がいい(というか、人に喜ばれる成果を出せる能力があるか)わけではなかったと、社会人になって痛感しました。学生時代は、与えられた問題と正解が既に設定されており、それにたどり着く方法を暗記し、回答するだけで良い点数が取れました。理科、数学は暗記科目ではない。と思われるかもしれませんが、公式を暗記し、問題に当てはめれば、答えは出ます。(当てはめかたを考えるところで工夫が必要な場合もありますが、基本は暗記といっちゃいます。)
学生時代に成績が良かった時のことを人生の成功例として、信じているわけです。唯一無二の正解が存在しており、誰かから与えられるものだ、と。
でも、社会に出るとそんなことは当てはまらなくなります。自分のために正解を設定してくれる人がいなくなっちゃってますからね。
【対策】唯一無二の正解ないんてないと気づくこと
まずは、気づくことから始めましょう。解決される前の問題に正解は存在しないということを。
一般的な仕事の流れは次のような感じと思います。
目的があり、それに対して解決すべき問題を設定し、問題を解決するために行動し、目的に近づいてく。
ここで注目したいのは、行動が正解だったか?というのは、目的が達成できたかどうかでしか判断できないということです。つまり、行動する前に正解は存在し得ないんです。行動し、目的が達成できたのち、あの行動をしたから目的を達成できた。と初めてわかるわけです。だから、今の時点で存在していない正解を探し求めるのは、時間の無駄です。正解が存在していない今を生きている私たちにできるのは、目的に対してできることを真摯に考え行動していく。これだけです。
【結論】正解を探さず、目的に向かってただ行動する。
以上。